食いしん坊ミーナもぜひ実践したい、「賢い主食」の秘訣。料理研究家 ウー・ウェンさんに教えていただく2品目は、鉄分などミネラルたっぷりの黒米入りご飯と卵の炒めもの。一昔前は1日1個までがベター、とコレステロールが心配視されていた卵も、良質なタンパク質の元としてしっかり食べるよう、昨今見直されていますよ。
「しっかり食べても太らず、パワフル! 」の秘訣を料理家に聞きました
賢い【主食】の選び方&とり方
近年、ご飯やパンといった穀物系メニューは、肥満が気になる女性からちょっと嫌われがちですが、本来穀物は、人間の活動のエネルギー源となる大切な主食。
食のプロは賢く主食を食べ、美と活力をキープしているようです。
ここでは、食のプロ3名の【主食】に対する考え方とおすすめレシピをご紹介します。
今回は、抗酸化作用を促す効果も期待できる黒米を使った、料理研究家 ウー・ウェンさんのご飯レシピをご紹介します。
朝は穀物で胃腸を動かし、エネルギーを素早くチャージ
食物繊維&ミネラル豊富なご飯。
卵を合わせた栄養抜群の朝食
黒米には、抗酸化作用を促す働きがあるほか、鉄分などのミネラルも豊富です。
キッチンに常備している卵とねぎで手早くおかずを一品。良質なタンパク質が摂取できます。
黒米入りご飯&卵とねぎの炒め物
【黒米入りご飯】
■材料
白米1合 黒米大さじ½ 水1カップと大さじ½
いった松の実大さじ1
■作り方
❶白米と黒米を合わせてとぎ、水気をきります。
❷炊飯器に①と水を入れ、普通に炊きます。
❸いった松の実を散らします。
【卵とねぎの炒め物】
■材料(2人分)
卵3個 長ねぎ1本 塩ふたつまみ こしょう少々
油大さじ1
■作り方
❶ボウルに卵を割り入れてよくほぐし、塩、こしょうで味つけをします。
❷長ねぎを斜め薄切りにします。
❸フライパンに油を入れて熱し、②を炒めたら、①を流し入れて中火でじっくり固まるように炒めます。
ウー・ウェンさん Wu Wen
profile
1963年生まれ。料理研究家。北京に伝わる家庭料理を日本の素材で手軽にできるレシピで紹介。シンプルかつ体に優しい料理として人気を呼んでいる。近著に『ウー・ウェンの太白&太香ごま油でもっとおいしく』(高橋書店)
撮影/板野賢治 取材・原文/瀬戸由美子